渋谷駅はここ数年の再開発で大きく様変わりし、駅の構造も以前とは比べものにならないほど複雑になりました。
かつてから「迷路のような駅」と言われていましたが、今ではさらにその印象が強まっていると感じる人も多いはずです。
中でも東京メトロ銀座線は、かつての地上ホームから移設されたことで場所が分かりにくくなり、「銀座線ってどこ?」と戸惑う人が後を絶ちません。
この記事では、銀座線ホームの現在の位置や行き方をはじめ、JR線・東急線・井の頭線・他の東京メトロ路線からの乗り換え方法まで、わかりやすくご紹介します。
また、駅の中で迷わないためのコツや、押さえておきたい改札の場所なども紹介します。
この記事を読めば、もう渋谷駅で立ち止まってキョロキョロすることはなくなりますよ。
渋谷駅の銀座線ホームはどこにある?
現在の銀座線ホームは、明治通りの上空に設置された高架構造の2階ホームにあります。
かつては地上1階、東急百貨店東横店のすぐ脇にあったホームですが、渋谷駅周辺の再開発により、2020年1月に場所が大きく移動しました。
ホームの移設で何が変わった?
今回の移設で大きく変わったのは、「ホームの高さ」と「駅構内の動線」です。
以前はハチ公改札からすぐのところに銀座線ホームがありましたが、現在は宮益坂方面の「宮益坂中央改札」や、明治通り近くからアクセスするような構造になっています。
ホームは明治通りの真上にかかるような形で空中に造られており、ガラス張りのモダンなデザインが特徴です。
視界が開けていて明るく、開放感があるため、従来の地下鉄のイメージとは一線を画します。
現在のホームの位置をざっくり説明すると…
- 明治通りと宮益坂下の交差点あたりの「地上2階部分」
- 渋谷スクランブルスクエアや渋谷ヒカリエの方向に近い
- ハチ公改札側からは地下を通って5~10分ほど歩く必要あり
この位置関係を知らないまま、かつてのホームを目指してしまうと「え?無くなってる…」と戸惑うことになります。
まずは、銀座線ホームは東口・宮益坂方面に移動しているという事実を頭に入れておくことが、渋谷駅攻略の第一歩です。
銀座線ホームへの行き方【各方面からのルート】
渋谷駅は複数の路線が集まる巨大なハブ駅。
そのためどの路線から銀座線に乗り換えるかによって、最適なルートが異なります。
このパートでは、主要な各路線からの行き方をそれぞれ解説していきます。
JR線(山手線・埼京線)からのアクセス
- JR中央改札またはハチ公改札を出ます
- 宮益坂中央改札(東京メトロ側)を目指して進みます
- 宮益坂中央改札を入ったら、案内表示に従って銀座線ホーム方面へ
- 「渋谷スクランブルスクエア」方向に向かう通路を意識するとスムーズです
- 埼京線はホームが離れているため、やや歩く距離が長めです(約8〜10分)
東急東横線・田園都市線からのアクセス
- 電車を降りたら、B5出口・スクランブルスクエア方面の表示に従って上がります
- 東京メトロの「宮益坂中央改札」に合流します
- 改札内に入るとすぐ銀座線方面の案内が出てくるので、それに従って進みます
- 東急線は東京メトロと一体化しているため、改札を出ずに乗り換えできるのが便利です
- 混雑する時間帯はエスカレーターが一方通行になるので注意
京王井の頭線からのアクセス
- 井の頭線の中央口改札またはアベニュー口改札を出ます
- 「渋谷マークシティ」を通ってJR中央改札方面に向かいます
- JR中央改札を出て、宮益坂中央改札に向かいます
- 改札を入って銀座線ホーム方面へ進みます
- マークシティの中を通ることで、雨に濡れずに移動可能
- やや遠回りに感じるかもしれませんが、案内表示が豊富なので迷いにくいです
半蔵門線・副都心線からのアクセス
- 電車を降りたら、「出口番号B5またはB6」を目指します
- 宮益坂中央改札に進み、銀座線ホーム方面の表示に従って移動
- 同じ東京メトロ同士なので、構内でシームレスに乗り換え可能
- 渋谷スクランブルスクエアの近くを通るため、ついでにショッピングにも便利
各ルートを知っておけば、時間に余裕がないときでも焦らず移動できます。
特に初めての人は、「宮益坂中央改札」を目印にすることでぐっと分かりやすくなりますよ。
銀座線ホームから他路線への乗り換え方法
銀座線ホームから他の路線へ乗り換える際は、ホームの改札口と出口の位置をしっかり把握しておくことが重要です。
特に、同じ渋谷駅内でも各路線のホームが離れているため、うっかり間違った改札を出てしまうと遠回りになることも。
ここでは、主要路線ごとの乗り換え動線とポイントを紹介します。
JR線(山手線・埼京線)への乗り換え
- 銀座線ホームからエスカレーターまたは階段で下階へ
- 「宮益坂中央改札」を出て、案内に従いJR中央改札へ
- 中央改札から山手線・埼京線ホームへアクセス
- 宮益坂中央改札→JR中央改札が最短ルート
- 朝の通勤時間帯は混雑するので5〜10分の余裕を持つのがおすすめ
東急東横線・田園都市線への乗り換え
- 銀座線ホームから「地下鉄連絡通路」を下り、東急方面へ
- そのまま改札を通らずに、地下通路で直結
- 東京メトロと東急線は相互直通運転しており、改札を出る必要がありません
- 案内表示に「東急線のりかえ」と明記されているので、表示通りに進めばOK
京王井の頭線への乗り換え
- 銀座線ホームから宮益坂中央改札を出る
- JR中央改札前を通り、「渋谷マークシティ」方面へ進む
- マークシティ内を通って、井の頭線「中央口改札」または「アベニュー口改札」へ
- 乗り換え距離はやや長め(約8〜10分)
- マークシティ内は雨でも濡れずに行ける便利ルート
半蔵門線・副都心線への乗り換え
- 銀座線ホームから「地下鉄連絡通路」へ下り、宮益坂中央改札を抜ける
- B5・B6出口方面に進み、半蔵門線・副都心線方面へ
- こちらも東京メトロ同士なので改札を通らずに移動可能
- 所要時間は5分前後で比較的スムーズ
各路線への乗り換えは、案内表示に従えば基本的に問題なく移動できますが、急ぎのときは「宮益坂中央改札」を目指すのが正解です。
どの路線にもここを経由すればほぼアクセスできるため、まずはこの改札の位置を頭に入れておきましょう。
銀座線ホームの設備と様子
渋谷駅の銀座線ホームは、再開発により大きくリニューアルされ、従来の「古くて狭いホーム」という印象を一新しました。
現在は明治通り上空に位置する2階構造の高架ホームで、近未来的で開放感のある空間となっています。
以下では、その特徴と設備を詳しくご紹介します。
ガラス張りで明るく開放的なホーム
銀座線の新ホームは、壁面や天井の一部にガラス素材が使われているため、日中は自然光が差し込み、地下鉄とは思えないほど明るい印象を受けます。
天井は高く、ホーム全体にゆとりがあり、朝夕のラッシュ時でも以前よりはかなり快適に過ごせるようになりました。
ホームの構造と乗車位置
- ホームは1面2線で、東側が浅草・銀座方面行き(上り)、西側が渋谷始発(下り)となっています。
- ベンチや待合スペースも整備されており、通勤・通学時の待ち時間も快適。
- 乗車位置には案内サインが明確に表示されているため、初めてでも戸惑いにくくなっています。
改札の位置と出口の案内
- 銀座線ホームへアクセスするためのメイン改札は「宮益坂中央改札」です。
- 改札のすぐ先にエスカレーターと階段があり、1階(地上)や地下階層と接続されています。
- 出口案内も明確で、「B5出口」「スクランブルスクエア方面」など、目的地ごとのルートがひと目で分かるようになっています。
トイレ・エレベーターなどの設備
- ホーム内にはトイレ設備はありませんが、改札の外に出れば比較的近くにあります。
- エレベーター・エスカレーター完備で、バリアフリー対応もしっかりしており、ベビーカーやキャリーバッグでも安心です。
以前のようなごちゃごちゃした印象はなくなり、銀座線ホームは「渋谷駅の中でもっとも整理され、使いやすくなった場所」と言っても過言ではありません。
「迷わない・混みにくい・見通しが良い」――そんな空間に生まれ変わった銀座線ホームは、一度訪れればきっとその変化に驚くはずです。
渋谷駅で迷わないための3つのポイント
渋谷駅は路線の数が多く、立体構造も複雑なため、特に初めて訪れる人にとっては迷いやすい駅の代表格です。
銀座線に乗る・乗り換える際も、事前に押さえておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、渋谷駅で迷わないための3つのコツをわかりやすく解説します。
1. 「宮益坂中央改札」を基準に動く
渋谷駅構内には複数の東京メトロ改札口がありますが、銀座線に乗るなら「宮益坂中央改札」が中心ルートと覚えておきましょう。
JRや東急、半蔵門線・副都心線、井の頭線など、ほとんどの路線からこの改札を通ることで銀座線にアクセスできます。
▶なぜ重要?
- 各路線との接続点になっているため
- 銀座線ホームへのエスカレーター・階段が近い
- 出口案内も豊富で迷いにくい
2. 駅構内マップを事前にチェックしておく
渋谷駅は立体的な構造になっており、地上・地下・中2階など複雑なフロア構成になっています。
東京メトロ公式サイトやGoogleマップで、駅構内図を事前に確認しておくと、当日の移動がスムーズになります。
▶おすすめ準備方法
- スマホでPDFの駅構内図をダウンロード
- 東京メトロの「駅構内ナビゲーション」を利用する
- スクリーンショットで持っておくと圏外でも安心
3. 案内表示をしっかり見る&「B出口系統」に注目
渋谷駅構内には各方面・路線ごとに分かりやすい案内表示が出ています。
特に銀座線関連の案内は黄色で表示されていることが多く、見逃さないように意識しましょう。
また、出口番号(B1〜B7など)も大きな手がかりになります。
銀座線は主に「B5・B6出口」方面と覚えておくと、目的地までのルートがぐっと明確になります。
迷ってから焦るのではなく、「どう動けば迷わないか」を知っておくことが最大の対策です。
駅の構造や改札名、出口番号を頭に入れておくだけでも、スムーズさが段違いに変わります。
まとめ:銀座線に迷わず乗るならココを押さえよう
渋谷駅は再開発によって劇的に変化し、便利になった一方で、構造が複雑化したことで「どこに行けばいいのか分からない」と感じる人も増えています。
特に銀座線はホームの移設により、以前の感覚ではたどり着けない構造になっています。
でも安心してください。
この記事で紹介したポイントを押さえておけば、もう迷うことなく銀座線ホームにたどり着くことができます。
✅この記事の重要ポイントおさらい
- 銀座線ホームは**明治通りの上空(2階部分)**にある
- すべてのルートの起点は「宮益坂中央改札」を意識
- 各路線ごとに最短ルートを把握すれば、乗り換えもスムーズ
- 駅構内マップや案内表示を活用すれば、迷うリスクは激減
渋谷駅は確かに複雑ですが、「仕組みがわかれば意外とシンプル」です。
特に銀座線を使うなら、この記事で紹介したルートとポイントを覚えておけば、迷わない・疲れない・時間を無駄にしない移動が可能になります。
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近くの宮下パークへ行きたい時は、こちらの記事が参考になると思います。