車検費用は、メンテナンスパックに加入することで、結果的に安くなるケースがあります。
メンテナンスパックは、車検や定期点検、オイル交換などの整備費用をまとめて支払うサービスで、個別に依頼するよりも割安な料金設定になっているのが特徴です。
そのため、ディーラーで車検を依頼した際に、加入をすすめられることも少なくありません。
ただし、すべての人にとってお得とは限らず、車の使い方や整備の考え方によっては、加入しない方が費用を抑えられる場合もあります。
この記事では、メンテナンスパックの仕組みや費用の目安をはじめ、本当にお得になるケース、向いている人と不要な人の違いまで分かりやすく解説します。
自分にとって必要かどうかを判断できる内容になっています。
車検費用はメンテナンスパックの方が安い?

メンテナンスパックは、定期点検や消耗品交換をディーラーに任せる人にとっては、車検費用を含めてお得になることが多いサービスです。
通常、車検とは別にオイル交換や法定点検などをその都度依頼すると、工賃や部品代がそのたびに発生します。
メンテナンスパックでは、これらの点検や整備をまとめて契約するため、個別に依頼するよりも割安な料金設定になっているのが特徴です。
多くのディーラーでは、個別に整備を受けた場合と比べて、10~30%程度安くなるように価格が設定されています。
さらに、定期的な点検の案内が届くため、メンテナンスの忘れ防止にもつながります。
ただし、すべての人にとってお得とは限りません。
たとえば、
- オイル交換や簡単な整備を自分で行う人
- カー用品店などを利用して安くメンテナンスしている人
- 必要最低限の整備だけで済ませたい人
このような場合は、パック料金の方が割高になる可能性もあります。
メンテナンスパックは「必ず安くなるサービス」ではなく、整備をディーラーに任せる前提の人ほどメリットが大きいサービスと考えると分かりやすいでしょう。
メンテナンスパックとは?内容と仕組みを解説
メンテナンスパックとは、車検や定期点検、オイル交換などの整備をまとめて契約できるサービスです。
一定期間分の点検や整備費用を先払いすることで、その都度支払いをする手間なくメンテナンスを受けられる仕組みになっています。
パックの内容はメーカーやディーラーによって異なりますが、一般的には次のようなメンテナンスが含まれています。
- 法定点検(12か月点検など)
- 定期点検(6か月ごとの簡易点検)
- エンジンオイル交換
- オイルフィルター交換
- 車検時の基本整備
費用は契約時にまとめて支払うため、点検のたびに工賃を支払う必要がありません。
また、点検時期が近づくと案内が届くため、メンテナンスのタイミングを忘れにくいのも特徴です。
整備はその車種を熟知したディーラーの整備士が行うため、細かな不具合や劣化の早期発見につながるという安心感もあります。
定期的な点検記録が残ることで、将来的に下取りや売却時の評価が上がる可能性もあります。
このようにメンテナンスパックは、費用の管理がしやすくなるだけでなく、車の状態を継続的に良好に保ちやすいサービスといえます。
メンテナンスパックの費用相場と割引の目安
メンテナンスパックの費用は、車種やメーカー、契約期間によって異なりますが、一般的には個別に点検や整備を受ける場合と比べて10~30%程度割安になるように設定されています。
目安としては、
- 軽自動車:5万円~7万円前後(2年コース)
- 普通車:7万円~10万円程度
となるケースが多く、内容や点検回数によって金額が変わります。
まとめて契約することで工賃が割引されるため、ディーラーで定期的にメンテナンスを受ける人ほど、トータルコストを抑えやすい仕組みになっています。
実際には、個別に整備を依頼した場合と比べて、2万円~3万円程度安くなるケースもあります。
また、メンテナンスパックは新車購入時や車検時の交渉材料として使えることもあります。
車両本体の値引きが難しい場合でも、オプションの代わりにパックを付けてもらえることがあり、条件によってはさらにお得になる可能性があります。
ただし、事故修理や大きな部品交換など、パックの対象外となる整備については別途費用が必要になる点には注意しましょう。
メンテナンスパックが向いている人
メンテナンスパックは、車の管理をディーラーに任せたい人に向いているサービスです。
特に、車の整備内容や交換時期がよく分からない方にとっては、定期的に点検の案内が届き、必要なメンテナンスをまとめて受けられるため、管理の手間が大きく減ります。
点検のたびに費用を気にする必要がないことも、安心につながるポイントです。
また、日常的に忙しく、整備工場やカー用品店をその都度探すのが面倒な人にも向いています。
スケジュールに合わせてディーラーへ持ち込むだけで、点検や整備を任せられるため、手間をかけずに車の状態を良好に保つことができます。
さらに、長く同じ車に乗る予定の人にもメリットがあります。
定期的な点検記録が残ることで、車のコンディションを維持しやすくなるだけでなく、将来的に下取りや売却時の評価につながる可能性もあります。
メンテナンスパックは、費用の安さだけでなく、手間を減らし、安心して車に乗り続けたい人にとって価値のあるサービスといえるでしょう。
メンテナンスパックが不要な人
一方で、メンテナンスパックが必ずしも必要とはいえないケースもあります。
たとえば、オイル交換やワイパー交換などの簡単な整備を自分で行える人や、カー用品店や整備工場を利用して、費用を抑えながらメンテナンスをしている人は、パックに加入すると割高になる可能性があります。
自分のタイミングで必要な整備だけを行った方が、トータルコストを抑えられる場合もあるためです。
また、エンジンオイルの種類や使用する部品にこだわりがある人にとっては、パックの内容が合わないこともあります。
メンテナンスパックは、あらかじめ決められた内容で整備が行われるため、自由度はあまり高くありません。
車の知識があり、日常点検やメンテナンスの管理を自分でできる人や、できるだけ維持費を安く抑えたい人は、無理に加入する必要はないでしょう。
メンテナンスパックは、すべての人にとってお得なサービスではなく、車の管理方法や整備に対する考え方によって向き・不向きが分かれるサービスといえます。
まとめ|メンテナンスパックは安心重視の人におすすめ

メンテナンスパックは、定期点検や車検、消耗品交換などをまとめて管理できるサービスで、ディーラーに整備を任せる人にとっては費用面でもメリットがあります。
今回のポイントをまとめると、次のとおりです。
- メンテナンスパックは個別整備と比べて10~30%程度割安になることが多い
- 定期的な点検や整備をまとめて受けられるため、管理の手間が減る
- ディーラー整備の記録が残り、将来の査定にプラスになる可能性がある
- 車のことがよく分からない人や、安心して任せたい人に向いている
- 一方で、自分で整備できる人や費用を最優先に抑えたい人には不要な場合もある
メンテナンスパックは、必ずしも全員にとってお得なサービスではありません。
「費用をできるだけ安くしたいのか」「手間を減らして安心して乗りたいのか」によって、最適な選択は変わります。
車の使い方や整備への考え方に合わせて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
安心と手軽さを重視する方は、メンテナンスパックの利用を検討してみるとよいでしょう。
【参考】
⇒車検費用は陸運局だと安い?ユーザー車検でいくら節約できるか解説


