2025年は例年とは異なる秋開催となる「なにわ淀川花火大会」。
その美しい夜空の饗宴を、できるだけ混雑を避けて楽しみたいという方のために、静かで快適な穴場スポットをピックアップしました。
駅から近くてアクセスが良い場所、家族連れに嬉しい公園、静かに楽しめる住宅街周辺など、目的別に選べる情報を網羅。
さらに今年ならではの注意点や、ホテル・展望スポットまでまとめてご紹介します。
2025年は10月18日開催!秋の開催で注目度アップ
なにわ淀川花火大会2025は、【10月18日(土)】に開催予定です。
例年は真夏の8月に行われてきたこの大会ですが、2025年は2か月遅れの秋開催となります。
これは、2025年に開催されている「大阪・関西万博」の会期との調整によるものであり、安全確保や交通混雑の回避、地域行事のスケジュール整理など、さまざまな配慮がなされています。
10月の開催は、気温が落ち着いていることもあり、観覧環境としては非常に快適です。
夜風が心地よく、熱中症の心配も少なくなるうえに、湿度が下がって空気が澄み、花火の輪郭がよりはっきりと視認できるのも大きなメリットです。
また、夕暮れが早いため、打ち上げ時の空のグラデーションと花火のコントラストを楽しめる点も魅力のひとつです。
さらに、10月は行楽シーズンということもあり、花火大会に合わせたホテル宿泊や観光の計画も立てやすくなります。
夏の暑さが苦手な方や、落ち着いた雰囲気の中で花火を楽しみたい方にとっては絶好の機会と言えるでしょう。
打ち上げ時間の予想: 19:30〜20:30(過去の傾向より)
※正式な発表は公式サイトで随時確認を
穴場スポット① 西中島地区野球場|開放感抜群で人気急上昇
打ち上げ地点から少し離れている分、視界を遮る建物や構造物が少なく、広々とした空間で花火の全景を楽しむことができるスポットです。
河川敷に面した立地のため風通しも良く、空を大きく見渡せるのが特徴です。
地元の人に知られている場所ではありますが、十三側ほどの混雑はなく、比較的穏やかな雰囲気で観覧できる点も魅力です。
周囲にはコンビニなどの施設が少ないため、あらかじめ食料や飲み物を準備しておくのが安心です。
また、地面は草地や土が中心なので、厚手のレジャーシートやクッション性のあるマットを持参すると、より快適に過ごせます。
日が暮れると肌寒くなる可能性があるため、防寒対策もお忘れなく。
さらに、場所取りをするなら16時頃には到着しておくのが理想です。
日没の時間が早くなる10月の開催では、早めに落ち着いて場所を確保しておくことで、余裕を持って準備や食事を楽しめます。
- 最寄駅:大阪メトロ「西中島南方駅」徒歩約10分
- トイレ:数は少ないため事前に済ませておくと安心
- 持ち物:厚手のシート、クッションマット、簡易イス、飲み物、防寒具、懐中電灯
穴場スポット② 本庄公園|ファミリー向けの静かな環境
遊具やトイレが整備されており、小さなお子さま連れのファミリーにぴったりのスポットです。
園内は広々としており、レジャーシートを広げてピクニック気分で花火の開始を待つことができます。
地面も比較的整っていて、ベビーカーの移動もしやすいのが特徴です。
公園の周辺は住宅街に囲まれており、騒がしさが少ないため、落ち着いた雰囲気で過ごせます。
また、近隣にコンビニやドラッグストアもあり、急な買い出しにも対応しやすい点が便利です。
花火の打ち上げ会場からはやや距離があるため、視界が限られる部分もありますが、場所を工夫すれば遠くに上がる大きな花火はしっかり見えます。
とくに南東側の広場エリアがおすすめで、木々の間から花火が抜けて見えるスポットが点在しています。
- 最寄駅:阪急「中津駅」徒歩約10分
- ポイント:花火が一部見えにくい箇所もあるため、早めに到着して場所選びを工夫するのが鍵
穴場スポット③ 三法寺周辺|人混みが苦手な方におすすめ
地元民に知られる静かなスポットで、観賞エリアとしてはメジャーではないものの、そのぶん落ち着いた雰囲気でゆっくりと花火を楽しめます。
住宅街の一角に位置しており、にぎやかな会場とは一線を画す静けさが魅力です。
この周辺は比較的高低差が少なく、徒歩での移動も負担が少ないため、高齢の方や小さな子ども連れの家族にもおすすめできます。
また、道幅も広めで整備されており、ベビーカーや車いすでも移動しやすいという利点があります。
ただし観賞できる場所は限られており、見える角度によっては花火が建物の陰になることもあります。
そのため、事前に地図アプリなどで確認し、視界が開けたポイントを探しておくと安心です。
- 最寄駅:阪神「姫島駅」徒歩約3分
- 注意点:トイレが少ないため事前に済ませておくのが安心。
住宅地につき、大声や騒音には十分注意を
穴場スポット④ 姫島駅・塚本駅周辺|アクセス良好で意外な穴場
アクセス性が良く、かつ打ち上げエリアから適度に離れているため、混雑を避けたい方に人気のエリアです。
最寄り駅から徒歩圏内でありながら、十三駅や西中島駅のような混雑を回避できるため、落ち着いて観覧したい人にとっては穴場といえるでしょう。
姫島駅から南東方向にある淀川河川敷には、遮るものが少ない観賞ポイントが点在しています。
地元の人々に親しまれているため、静かな雰囲気で花火を楽しむことが可能です。
また、道幅が広く歩きやすいため、小さなお子さんや年配の方でも安心して移動できます。
塚本駅周辺も、徒歩15分程度で淀川の堤防エリアにアクセスでき、十三側の花火を斜めから見る構図になりますが、迫力ある花火を十分楽しめます。
駅周辺にはコンビニや飲食店も多いため、軽食の買い出しにも便利です。
混雑ピークを避けたい方は、17時頃までの到着が理想的です。
- 姫島駅:徒歩10分圏内に複数の観賞ポイント。
静かで開けた河川敷エリアあり - 塚本駅:JR利用でアクセスしやすく、河川敷までも徒歩圏。
十三側の打ち上げが見える
穴場スポット⑤ 高層ビル・展望スポット|上からの眺望が魅力
橋の上からの観覧は禁止されているため、高所から花火を見たい場合は、ビルの展望台やレストランの高層階を利用するのがおすすめです。
これらの施設では、地上からでは味わえない広がりのある景色を背景に、ゆったりと花火を楽しむことができます。
大阪駅前第3ビルの展望台は、32〜33階に位置し、無料で開放されていることから、特に人気のスポットです。
視界が開けており、打ち上げエリアを俯瞰する形で花火を楽しめますが、当日は大変混雑するため、早めに訪れておくのが安心です。
エレベーターの混雑にも備えて、余裕を持った行動を心がけましょう。
梅田スカイビルの空中庭園展望台は、有料ながらその絶景で知られています。
地上約173メートルから見る花火はまさに圧巻。
昼間の景色から夕焼け、夜の花火へと時間帯による移ろいも一緒に楽しめるため、デートや記念日の観覧にも最適です。
展望台にはカフェも併設されており、軽食やドリンクを片手に観賞することも可能です。
さらに、ホテル・コンラッド大阪の40階「アトモス・イタリアンダイニング」では、優雅なコース料理と共に花火を眺められる贅沢な体験が可能です。
事前予約制で、花火が見える窓側の席は早い段階で埋まるため、できるだけ早めの予約がおすすめです。
特別プランが組まれることもあるので、公式サイトの情報をチェックしておきましょう。
- 大阪駅前第3ビル展望台(無料・32〜33階、混雑必至)
- 梅田スカイビル 空中庭園(有料・事前チケット制、景観抜群)
- コンラッド大阪40階「アトモス・ダイニング」(予約制の特別プランあり)
※いずれの場所も花火の音は小さめになるため、視覚的な美しさや特別な雰囲気を重視したい方におすすめです。
車で行く場合の注意点と対策
車で花火大会に向かう場合は、早めの行動と事前の準備が成功の鍵となります。
特に花火大会当日は広範囲で交通規制が実施され、主要道路の渋滞も予想されるため、時間に余裕を持って行動しましょう。
代表的な車利用向けスポット
- 長柄橋南側:
比較的スペースが広く、河川敷に近い場所で観賞が可能。
早めの到着が必須。 - 蕪村公園:
周囲に駐車スペースが点在し、徒歩での移動もしやすい。
穴場的な雰囲気。 - 大淀西公園:
都心からのアクセスも良く、飲食店やコンビニが近くにあるため利便性が高い。
※周辺の駐車場予約は「akippa」「特P」などの事前予約サービスを活用するのが安全です。
akippa
外出先近くの空いている駐車場やコインパーキングを検索・予約!特P(とくぴー)
特に駅近や河川敷付近の駐車場は早い段階で満車になることが多いため、1週間以上前の予約を推奨します。
また、交通規制の影響を受けやすいため、17:00前の到着が望ましいです。
観賞後の帰路では一斉に移動が始まるため、混雑を避けたい場合は花火終了後30〜60分程度ゆっくり過ごすか、少し離れたエリアで時間をつぶすのも一案です。
花火が見えるホテル・レストランでの観賞も選択肢に
涼しく快適な空間で花火を観賞したい方には、ホテルや高層階のレストランも非常におすすめです。
特に2025年は秋の開催ということで、屋外での長時間滞在に不安がある方や、小さなお子さま・高齢者と一緒の観覧には、屋内の静かで落ち着いた環境が向いています。
食事やドリンクを楽しみながら優雅に過ごせるのも魅力のひとつです。
代表的なホテル
- ホテルプラザオーサカ(十三駅からすぐ):
リーズナブルながら高層階の一部客室から花火が見えると評判。
宿泊プランによっては特別観賞プランもあり。
- ウェスティンホテル大阪(JR大阪駅近く):
中層〜高層階の客室から北側の夜景とともに花火を楽しめる可能性あり。
高級感のある空間でリラックス。
- コンラッド大阪(中之島・高層ビュー):
40階以上の客室からの眺望が魅力。
レストラン併設で、宿泊と食事を兼ねた特別な一日に最適。
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レストラン例
- スターダスト(梅田スカイビル):
夜景とともに本格フレンチを楽しめるロマンチックな空間。
記念日デートにも人気。
- スカイビュッフェ51(ベイタワー):
高層階からの眺望が売りのビュッフェレストラン。
家族連れにもおすすめ。
- 京月(阪急グランドビル):
和食をベースにした落ち着いた雰囲気のレストラン。
窓際席からの観賞は早めの予約が必須。
※いずれも早期予約が必須です。
特に窓際や花火が見える方向の席・部屋は早期に埋まるため、公式サイトや予約サイトを通じて早めの確認をおすすめします。
よくある質問(FAQ)
Q. なにわ淀川花火大会は雨天決行ですか?
A. 基本的に少雨決行、荒天時は中止となる場合があります。
中止の際は公式サイトやSNSで告知されるので、当日朝〜夕方の情報を確認してください。
Q. 花火大会の開催エリア周辺に屋台は出ますか?
A. 淀川河川敷の十三会場などでは例年多くの屋台が並びますが、穴場エリアでは出店がない場合もあります。
事前に食事を済ませるか、持参がおすすめです。
Q. 子ども連れにおすすめの穴場は?
A. 本庄公園や西中島地区野球場は、遊具やスペースが広く、比較的安全に楽しめるためファミリーに人気です。
Q. トイレはありますか?
A. 大会公式会場には仮設トイレが設置されますが、穴場スポットでは数が限られます。
駅構内や公園の常設トイレを事前に確認し、早めに済ませておきましょう。
Q. 帰りの混雑を避けるには?
A. 打ち上げ終了直後は大変混雑します。
近くのカフェや公園で30分〜1時間程度時間を潰し、ピークを過ぎてから移動するのがスムーズです。
まとめ:秋のなにわ淀川花火大会を楽しもう!
2025年のなにわ淀川花火大会は、例年と異なる秋開催ということで、涼しく快適な観賞環境が期待されます。
本記事では、混雑を避けて花火を楽しめる穴場スポットを6カ所厳選し、加えて展望台やホテル・レストランでの観賞方法、車での来場についても解説しました。
家族連れやカップル、高齢の方まで、シチュエーションに応じた最適な観覧方法を選ぶことで、今年ならではの思い出に残る夜を過ごせるはずです。
安全・快適に楽しむための準備をしっかり整え、秋の夜空に咲く大輪の花火を心ゆくまでご堪能ください。