クリスマスの朝、子供がプレゼントを見つけて歓声を上げる――。
その瞬間を思い浮かべるだけで、親にとっても幸せな気持ちになりますよね。
でも、いざ準備を始めると「プレゼントって24日に渡すの?それとも25日?」と迷う人が多いもの。
家庭によって習慣が違うため、「どっちが正解なの?」と思ってしまうのも当然です。
結論から言えば、プレゼントは24日の夜に枕元へ置き、25日の朝に見つけてもらうのが一般的。
これはアメリカやヨーロッパなど、世界中で共通している伝統的なスタイルです。
とはいえ、家庭の事情や子供の年齢によってアレンジしても問題ありません。
この記事では、「24日と25日の違い」と「家庭ごとのベストタイミング」について詳しく解説します。
クリスマスプレゼントはいつの朝に渡すのがいい?
日本では、24日の夜にサンタクロースがやってきて、25日の朝にプレゼントを見つける――
そんな流れが最もポピュラーです。
つまり、“24日の夜に置く・25日の朝に開ける”のが定番。
日本のクリスマス文化はアメリカから伝わったもので、アメリカでは「25日の朝」にプレゼントを開けるのが伝統になっています。
子供たちはサンタさんが来る夜にワクワクしながら眠りにつき、翌朝ベッドの上で笑顔になる。
その幸福な時間こそが、クリスマスの醍醐味なんですね。
ただし、平日がクリスマスになる年は少し工夫が必要です。
朝にプレゼントを開けると、子供が興奮して「学校(幼稚園)行きたくない!」となるケースも。
そんな時は、前後の週末にパーティーを開き、その朝に渡すのもおすすめです。
日本ではクリスマスが祝日ではありませんから、家庭のリズムに合わせて柔軟に楽しみましょう。
24日と25日の違いをチェック!
ここで多くの親が迷うのが「24日と25日の違い」。
どちらが本当のクリスマスなのか、混乱しがちですよね。
実は、24日と25日には明確な意味の違いがあります。
それを知ると、「なぜ24日の夜にサンタが来るのか」がすっきり理解できます。
24日は「イブ」=サンタが来る夜
「クリスマスイブ」は“前夜祭”と思われがちですが、実は「イブ(Eve)」という言葉は「evening(夜)」と同じ意味の古い英語です。
キリスト教の考え方では、1日の始まりは“日没”から。
つまり、12月24日の日没時点で、すでに25日(クリスマス)が始まるということになります。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
⇒クリスマスケーキはいつ食べるの?残ったケーキの保存方法も解説
そのため、24日の夜にサンタさんが登場し、子供が寝ている間にプレゼントを置いていく――
これが世界共通の定番スタイルなんです。
25日は「クリスマス当日」=子供がプレゼントを見つける朝
そして、25日はキリストの誕生日(クリスマス当日)。
サンタさんが届けたプレゼントを、子供が朝に見つけて大喜びする日です。
朝からプレゼントを抱えて遊ぶ姿は、どの国でも変わらない光景。
家族でケーキを食べたり、食卓を囲んだりと、「家族の時間」を大切にする日として過ごすのが一般的です。
どちらに渡してもOK!家庭に合ったタイミングを選ぼう
とはいえ、家庭の事情や子供の年齢によっては、24日夜のうちに一緒に開けたり、25日夜にプレゼント交換をするご家庭もあります。
日本では宗教的な意味よりも「家族イベント」として楽しまれるため、厳密にどちらが正しいということはありません。
大切なのは、子供が一番ワクワクできるタイミングで渡すこと。
その気持ちを優先すれば、きっと最高の思い出になります。
おじいちゃん・おばあちゃんはいつ渡すのが正解?
祖父母からのプレゼントは、クリスマスパーティー当日に渡すのがおすすめです。
そして、翌日の朝には“サンタさんからのプレゼント”が届くという二段構えが理想的。
ただし、ここで気をつけたいのはプレゼントの「内容の重複」と「金額バランス」。
祖父母のプレゼントが豪華すぎると、翌日のサンタさんの存在感が薄れてしまうことも。
事前に家族で相談しながら、
「じいじ・ばあばからは特別なもの」
「サンタさんからは子供が欲しいおもちゃ」
といった形で役割を分けておくとトラブルを防げます。
また、直接会えない場合は、パーティー前に郵送してもらい、子供に「サンタさんの仲間から届いたみたい!」と伝えるのも素敵な演出です。
サンタの正体を知ってしまった子供にはいつ渡す?
成長とともに、子供がサンタクロースの正体に気づく時がやってきます。
「サンタさんって本当はいないんでしょ?」と聞かれた瞬間、親としてはちょっと寂しく、でも誇らしい気持ちにもなりますよね。
サンタの存在を理解し始めた子には、クリスマスパーティーの時に直接渡すのが自然です。
ただし、下の子がまだ信じている場合は要注意。
上の子に「秘密を守るサンタのお手伝い役」になってもらうと、子供同士の絆も深まります。
中には「気づいているけど、気づいていないフリをする」優しい子もいます。
「信じていればサンタさんが来る」と思っているからです。
そんな気持ちを尊重しながら、子供の成長に合わせて演出を変えていきましょう。
我が家の実例|“枕元の特大靴下”が大成功!
わが家でも毎年恒例の“サンタミッション”があります。
クリスマスが近づくと「サンタさん来るかな?」「いい子にしてないと来ないよ?」と声をかけると、子供は不思議なくらい素直になります(笑)
4歳の年、息子のために特大サイズのクリスマス靴下(長さ48cm)を購入しました。
普通の靴下ではもう限界だったので、ネットで見つけた本格的なものを準備。
クリスマスイブの夜、子供が寝静まったタイミングで、トミカのおもちゃをそっと枕元に置き、その上にこの靴下をかぶせておきました。
翌朝――
「パパ!サンタさん来た!!!」
満面の笑みでプレゼントを抱える息子の姿に、親として胸がいっぱいに。
あの瞬間の喜びは、何ものにも代えがたいものです。
それ以来、毎年この“でっかい靴下”を嬉しそうに枕元に置いて寝ています。
こうした演出ひとつで、子供のワクワク感が何倍にも膨らむので、本当におすすめです。
まとめ|24日も25日も正解!大切なのは子供の笑顔
まとめると、
- クリスマスプレゼントは24日の夜に置いて25日の朝に見つけるのが定番
- 平日なら前後の週末にパーティーを開いて渡すのもOK
- 祖父母からのプレゼントはパーティー当日に渡すのがおすすめ
- サンタの正体を知った子にはパーティーで自然に手渡すのが◎
- 枕元に特大靴下を置く演出で子供の笑顔倍増!
クリスマスの楽しみ方は家庭によってさまざま。
大切なのは、子供が笑顔で迎える朝を作ってあげることです。
今年も、全国の“サンタパパ・サンタママ”に幸せな夜が訪れますように。
【参考】