iPhoneを使っていて「イヤホンマイクが聞こえない」「相手に声が届かない」といったトラブルは、世代やOSが新しくなった今でも多く報告されています。
特にiOSのアップデート直後や新型モデルでは、予期せぬ不具合が発生することも少なくありません。
外出先での通話やオンライン会議など、イヤホンマイクが使えないと非常に困る場面は多いはずです。
この記事では、iPhoneでイヤホンマイクが聞こえない原因を整理し、最新の対処法をわかりやすく解説します。
iOS 18やiPhone 15シリーズ以降に見られる新しい症状から、AirPodsやUSB-Cイヤホンなど外部デバイス特有の不具合まで幅広く取り上げ、実際に役立つ解決策をまとめました。
突然のトラブルに備えて、ぜひチェックしてみてください。
iPhoneイヤホンマイクが聞こえない原因
1. iOSやアップデートに伴う不具合
iPhoneのイヤホンマイクが聞こえなくなる原因のひとつに、iOSアップデート直後の不具合があります。
特にiOS 17や18では、オーディオ関連の設定やBluetooth接続に影響が出る報告が多く見られます。
- アップデート後にマイク入力が無効になる
- 一部のアプリだけ声が届かない
- 再起動や設定リセットで改善するケースがある
最新のiOSは便利な新機能を備えていますが、その反面で互換性の問題も起こりやすい点に注意が必要です。
2. ハード的な接触不良
物理的な接続不良もよくある原因です。
- Lightning端子やUSB-C端子の汚れ
ポケットのほこりや皮脂で接点が塞がり、マイク機能が使えなくなるケースがあります。 - イヤホンの断線や経年劣化
ケーブルタイプのEarPodsは、長年使うと断線して音が出なかったり、マイクが機能しなかったりします。 - ケースの干渉
保護ケースやカバーが端子やマイク穴を塞いでしまう場合もあるため、ケースを外して試すことも有効です。
3. 設定や権限の問題
ソフト的な設定も大きな要因です。
- アプリごとのマイク権限がオフになっている
- 音量調整の誤操作(消音モードや音量制限)
- アクセシビリティ設定で音声入力が制限されている
特に「設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク」から、利用アプリにマイク権限が付与されているかを確認するのがポイントです。
4. 外部デバイス特有の不具合
AirPodsやサードパーティ製イヤホンを使っている場合は、以下のような問題が起こることもあります。
- Bluetooth接続の不安定化(片耳だけ聞こえないなど)
- 対応していないコーデックによる音質劣化やマイク無効化
- USB-Cイヤホンの互換性(iPhone 15シリーズ以降)
特にUSB-Cイヤホンは、規格上の相性問題が出やすく、Apple純正以外ではマイクが機能しないこともあります。
5. 本体マイクの故障
最後に、iPhone本体のマイクが故障しているケースも考えられます。
- 通話時に相手に声が届かない
- イヤホンを外してもマイクが機能しない
- ボイスメモでも音が録音されない
この場合はイヤホンの問題ではなく、iPhone本体の修理や交換が必要になることがあります。
iPhoneイヤホンマイクが聞こえないときの解決法
イヤホンマイクが急に使えなくなると不安になりますが、落ち着いて原因を一つずつ切り分けていくことが大切です。
ソフト的な解決策
まずはソフト的な不具合を疑いましょう。
再起動を行うだけでシステムの一時的なエラーが解消される場合がありますし、iOSのアップデートでマイク関連の不具合が修正されることも少なくありません。
物理的な解決策
次に、物理的な原因もチェックする必要があります。
Lightning端子やUSB-C端子にホコリが詰まっていると接触不良を起こしやすく、イヤホンのマイクが反応しなくなることがあります。
綿棒やエアダスターで丁寧に掃除をすると改善するケースがあります。
アプリ側の設定
さらに、アプリ側の設定が原因となっていることもあります。
例えばLINEやZoomで自分の声が届かないときは、アプリにマイクの使用許可が与えられていない可能性があります。
この場合は「設定 → プライバシーとセキュリティ → マイク」で各アプリに権限が付与されているか確認してみましょう。
また、Bluetoothイヤホンを利用している人はペアリングの不具合が原因のこともあります。
一度接続を解除し、再度ペアリングし直すことで改善する場合があります。
ここまでを整理すると、解決の流れは次のようになります。
- 再起動とiOSアップデートでソフト的な不具合を解消する
- 端子やケーブルの清掃・確認で物理的なトラブルを取り除く
- アプリごとのマイク権限設定を見直す
- Bluetoothの再接続で通信不良をリセットする
これらを試しても改善しない場合は「設定のリセット」も有効です。
「設定 → 一般 → 転送またはiPhoneをリセット → リセット」から「すべての設定をリセット」を実行すると改善するケースがあります。
ただしWi-Fiパスワードなども消えるので注意が必要です。
それでも解決しないときは、本体やイヤホン自体の故障の可能性が高くなります。
その場合はApple公式サポートに相談し、修理や交換を検討しましょう。
AppleCare+に加入していれば修理代金が軽減されることもあります。
他にもアイサポというiPhoneの修理業者もあります。
即日修理がウリなので、時間がない方にも利用しやすいのが特徴です。
さらにメーカーの2倍の6か月間保証が付いているので安心ですよ!
Q&A:よくある質問
Q1. iPhoneのイヤホンマイクが急に聞こえなくなりました。まず何を試すべきですか?
A. まずは本体を再起動し、iOSが最新か確認してください。
それでも改善しない場合は、イヤホン端子や接続部分の汚れを掃除してみましょう。
Q2. 片方のマイクだけが聞こえないのですが、故障でしょうか?
A. 片側だけの場合はケーブル内部の断線が疑われます。
別のイヤホンで試し、同じ症状が出ないならイヤホンの故障の可能性が高いです。
Q3. Bluetoothイヤホンで声が届かないのは本体側の問題ですか?
A. 多くの場合、接続不良やアプリのマイク権限が原因です。
一度ペアリングを解除して再接続するか、アプリ設定を確認してください。
Q4. Appleの純正イヤホン以外でも使えますか?
A. 正規のMFi認証を取得している製品なら基本的に問題なく使用できますが、非認証品では不具合が発生することがあります。
Q5. 修理に出す前にできることはありますか?
A. 「すべての設定をリセット」を試すと改善するケースがあります。
ただしデータは消えませんがWi-Fiのパスワードなどが初期化されるため注意が必要です。
まとめ|イヤホンマイクが聞こえないときの正しい対処法
iPhoneのイヤホンマイクが聞こえないトラブルは、ほとんどが再起動や端子の清掃、アプリのマイク権限を見直すことで解決します。
Bluetoothイヤホンの場合は再接続が有効で、ソフトウェアの不具合なら設定リセットで改善する可能性もあります。
それでも改善しない場合はイヤホンやiPhone本体の故障が疑われるため、早めにAppleサポートに相談するのが安心です。
小さなトラブルに見えても、日常的に使うイヤホンマイクは生活の快適さに直結するため、早めの対応がポイントとなります。
【参考】