アメブロでお気に入りの画像を保存しようとしても、うまくいかない人が増えています。
実際にスマートフォンで長押ししても保存メニューが出てこず、小さなプレビューが表示されてはすぐ消えてしまう──。
この現象は2024年以降のアメブロの仕様変更によるもので、故障や操作ミスではありません。
この記事では、
- なぜアメブロの画像が保存できなくなったのか
- スマホでできる代替方法
- PCで保存する際の手順
- 著作権と利用上の注意点
を、実際に試した結果を交えて詳しく解説します。
アメブロの画像が保存できなくなった理由(最新仕様)
以前のアメブロでは、スマホのブラウザで開けば「画像を長押し→保存」が簡単にできました。
しかし2024年後半から、スマホ環境ではこの長押し保存が完全に無効化されています。
現在のアメブロは、CSSとJavaScriptによって右クリックや長押し操作をブロックする仕組みを導入しています。
これにより、指を長押しすると一瞬だけ画像のプレビューが出るものの、すぐ消えてしまうのです。
これはエラーではなく、意図的な仕様変更。
主な理由は以下の通りです。
- 無断転載や画像のコピー防止
- 芸能人ブログなどの肖像権保護
- 著作権違反リスクの低減
つまり、アメブロ運営側が「ユーザー保護と法的トラブル回避」を目的として保存機能を制限した形になります。
スマホでの代替手段(現実的な方法)
スマホでは「保存メニューを出す」こと自体が不可能になったため、代わりに以下の方法で対応するのが現実的です。
① スクリーンショットで保存する
最も確実で簡単な方法が、スマホのスクリーンショット機能を使うことです。
個人利用の範囲であれば問題ありません。
【iPhoneの場合】
音量ボタン(上)+サイドボタンを同時に押すと、画面が保存されます。
【Androidの場合】
電源ボタン+音量ダウンボタンを同時に押します。
撮影後、「ギャラリー」または「写真」アプリに保存されています。
保存後に画像編集アプリなどでトリミングすれば、必要な部分だけを残すことができます。
※ただし、スクリーンショットを他人のSNSやブログに転載するのはNG。
あくまで個人の記録・鑑賞目的にとどめましょう。
② 自分の投稿画像なら「アメブロ管理画面」から保存
もし自分のブログにアップした画像であれば、アメブロの管理画面(PCまたはスマホ版ブラウザ)から「フォトアルバム」→「アップロード済み画像」へ進むと、オリジナルファイルを保存できます。
この方法なら、画質を落とさずに安全にダウンロード可能です。
③ 外部アプリやツールは非推奨
一部の「画像保存アプリ」や「ダウンロード支援ツール」ではアメブロの画像を取得できる場合もありますが、これらは規約違反のリスクがあるためおすすめできません。
特に商用利用や転載目的で使用すると、著作権侵害に問われる可能性があります。
安全に利用したい場合は、公式機能またはスクリーンショットに限定しましょう。
PCでは保存できる?操作手順と注意点
スマホでは保存できなくなった一方で、パソコンでは今も画像保存が可能です。
① 右クリックで保存する方法
- ブラウザ(ChromeやEdgeなど)でアメブロ記事を開く
- 保存したい画像の上で右クリック
- 「名前を付けて画像を保存」を選択
これだけでOKです。
保存先のフォルダを指定すれば、簡単にパソコン内へ保存できます。
ただし、ブログによっては「右クリック禁止設定」をしている場合もあります。
その場合は次の方法を試してください。
② 開発者ツールで画像を取得する方法
- 画像の上で右クリック → 「検証」を選択
- 開発者ツールのHTML内で「img src=」を探す
- 表示されたURLをコピーして、新しいタブで開く
- 画像が表示されたら右クリック → 「名前を付けて保存」
やや上級者向けの手順ですが、ブラウザの基本機能だけで完結する安全な方法です。
③ PCで保存する際の注意点
- 保存した画像を再利用・再投稿しないこと
- SNSや別ブログに転載する場合は必ず著作権者の許可を得ること
- 商用利用は厳禁
パソコンでは操作ができても、「何に使うか」でアウトになるケースがあります。
個人の閲覧・保存にとどめるのが安心です。
アメブロが画像保存を制限している理由
アメブロが画像保存を制限している背景には、近年増えている「無断転載」「SNSでの流用」「AI学習への不正利用」などの問題があります。
特に芸能人や企業公式ブログの写真は、著作権だけでなく肖像権や商標権も関わる場合があります。
これらを保護するために、運営が仕様で保存を防いでいるのです。
また、アメブロの利用規約でも次のように定められています。
第三者の商標権、著作権、著作者人格権等の知的財産権、肖像権及びパブリシティ権等の権利を侵害する、またはそのおそれのある行為、表現・内容の送信等
出典:Ameba利用規約 第13条「禁止事項」
そのため、長押しや右クリックを制限するのはシステム的な対策であり、「ユーザーに不便をかけるため」ではなく「トラブルを防ぐため」の設計です。
まとめ:スマホでは保存不可、PCなら可能
アメブロの画像保存に関する状況をまとめると、次のようになります。
- スマホ(アプリ・ブラウザとも)では保存不可
→ 長押ししてもメニューが出ないのは仕様。 - PCでは保存可能
→ 右クリックまたは開発者ツールを利用。 - 代替手段はスクリーンショット
→ 個人利用の範囲に限ること。 - 著作権・肖像権の配慮が必須
→ 他人の画像を再投稿・商用利用しない。
アメブロは今後も安全性を重視した仕様変更を進めていくと考えられます。
スマホで保存できないのは残念ですが、一方でクリエイターの権利を守る大切な仕組みでもあります。
自分の記録や参考用に活用する場合は、スクリーンショットやPC保存を上手に使い分けましょう。
【参考】