10月15日現在、2025年の千畳敷カールの紅葉はすでに見頃を過ぎ始めています。
10月14日時点で「落葉中(残り6〜5割)」となっており、ピークは10月上旬〜中旬でした。
ただし、これからでも山肌にはナナカマドやダケカンバの色づきが残っており、晴れた日には青空とのコントラストが美しい“晩秋の千畳敷カール”を楽しめます。
この記事では、2025年の紅葉状況・ロープウェイのアクセス・料金・チケット購入方法をわかりやすくまとめました。
千畳敷カールの紅葉2025はいつからいつまで?
2025年は例年より遅れ気味に色づき始めたものの、10月上旬に見頃を迎え、現在は落葉が進行中(残り5割前後)です。
中央アルプスの標高2,600m付近では、気温が一気に下がるため紅葉が短期間で進みます。
2025年の千畳敷カールの紅葉は「10月末まで(目安:10/28ごろ)」がラストチャンス。
そこを過ぎると11/1〜11/3頃には “紅葉感” はほぼ終了し、草紅葉とハイマツ・カラマツの残り色が中心になります。
例年は9月下旬〜10月上旬がピークですが、今年は残暑の影響で10月10日前後が最盛期となりました。
最新情報は、こちらのホームページをチェック!
現地最新情報(2025年10月14日時点)
- 紅葉状況:落葉中(残り6〜5割)
- 見頃:10月上旬〜中旬
- 初雪予想:10月下旬〜11月上旬
紅葉は終盤に差し掛かっていますが、山頂周辺では「草紅葉」やダケカンバの黄葉がまだ見られます。
訪れる際は防寒対策をしっかりしておきましょう。
ロープウェイのアクセスと料金|混雑回避のコツも紹介
千畳敷カールの紅葉を楽しむには、駒ヶ根ロープウェイの利用が欠かせません。
標高差950mをわずか7分30秒で一気に上がるこのロープウェイは、日本一の高低差を誇り、車窓からは山肌を染める紅葉のグラデーションが一望できます。
晴れた日には南アルプスや富士山まで見渡せるほどの絶景で、紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。
駒ヶ根ロープウェイへのアクセス
アクセス方法は大きく分けて「車」と「公共交通機関」の2通りです。
まず車の場合は、中央自動車道・駒ヶ根ICから約5分で「菅の台バスセンター」に到着します。
ここに車を停め(普通車1日800円)、専用の路線バスに乗り換えます。
ロープウェイ乗り場の「しらび平駅」までは一般車両の通行が禁止されているため、途中からはバスでの移動が必須です。
公共交通を利用する場合は、JR飯田線「駒ヶ根駅」からバスで約45分。
終点の「しらび平駅」で下車すれば、そのままロープウェイに乗り継げます。
全体の所要時間は、
- 菅の台バスセンターからしらび平駅まで約30分
- しらび平駅から千畳敷駅までロープウェイで約7分半
合計でおよそ40分ほど。
駒ヶ根ICからでも1時間前後で山頂に到着できます。
朝6〜8時台は比較的空いており、紅葉シーズンはこの時間帯の乗車が最もスムーズです。
ロープウェイとバスの料金
ロープウェイとバスの料金は別々に設定されています。
大人で往復利用した場合、合計で約4,700円(税込)+駐車料金800円が目安です。
- 菅の台〜しらび平(路線バス)
大人往復:1,660円
子供往復: 830円 - しらび平〜千畳敷(ロープウェイ)
大人往復:3,050円
子供往復:1,530円
※料金は全て税込み
※時期や曜日によって変動があります。最新の料金は中央アルプス観光公式サイトで確認しましょう。
ロープウェイのチケットは、菅の台バスセンターまたはしらび平駅の窓口で当日購入できます。
予約は不要ですが、紅葉シーズン中は整理券制になる場合があるため、朝早めの行動がおすすめです。
販売時間は、菅の台バスセンターが始発の30分前〜15:45まで。
ロープウェイは概ね7:00〜17:00運行しており、季節によって変わります。
混雑を避けるポイント
紅葉シーズンの週末や祝日は、上り下りともに2時間以上待ちになることがあります。
ピークは午前10時〜正午ごろ。
この時間帯を避け、早朝(6〜8時台)または15時以降に訪れると比較的スムーズに乗車できます。
駒ヶ根高原の宿泊施設を前泊利用すると、早朝発のバスに乗れて便利です。
ロープウェイからの絶景とおすすめ席
ロープウェイから見える紅葉はまさに圧巻。
中腹ではウラジロナナカマドの赤、ダケカンバの黄、ハイマツの緑が混ざり合い、秋ならではのグラデーションが広がります。
進行方向右側の座席からは、晴天時に南アルプスや富士山が見えるため人気です。
ロープウェイ下車後は、剣ヶ池周辺の遊歩道からも絶景が楽しめます。
周辺の温泉と観光スポットもチェック!
紅葉を楽しんだあとは、千畳敷カール周辺の温泉や観光地でゆったり過ごすのもおすすめです。
駒ヶ根高原には、絶景と食、そして癒しを一度に満喫できるスポットがたくさんあります。
こまくさの湯(菅の台バスセンター近く)
ロープウェイの拠点となる「菅の台バスセンター」から徒歩3分ほどの場所にある、人気の温泉施設です。
開放感のある露天風呂からは中央アルプスの山並みを一望でき、紅葉シーズンには露天風呂越しに色づく木々を眺めながら湯浴みが楽しめます。
こまくさの湯
- 【住所】長野県駒ヶ根市赤穂759-4
- 【電話】0265-81-8100
- 【入浴料】大人700円・小人300円・未就学児0円(全て税込み)
- 【営業時間】10:00〜21:00(最終受付20:00)
- 【定休日】毎週水曜日
- 【ホームページ】https://komakusanoyu.com/
- 【ポイント】10月下旬〜11月上旬は「紅葉露天」が見頃。
雪見風呂の季節も人気です。
泉質は弱アルカリ性単純温泉で、肌にやさしく「美人の湯」としても知られています。
登山や紅葉観光の疲れを癒すのにぴったりの立ち寄り湯です。
周辺グルメと立ち寄りスポット
駒ヶ根市といえば、ご当地名物「ソースかつ丼」が有名。
ロープウェイ帰りには「ガロ」「明治亭」などの人気店で、ボリューム満点のソースかつ丼を味わうのがおすすめです。
さらに、近くにはこんなスポットもあります。
- 養命酒 駒ヶ根工場〈くらすわの森〉
体験型の森カフェ&ギャラリー。
散策路では紅葉とハーブの香りが楽しめます。 - 駒ヶ根ファームス
地元の特産品やお土産が揃う観光施設。
信州そばやりんごジュースも人気。 - 駒ヶ池・早太郎温泉郷
湖畔に映る紅葉が美しく、宿泊するならこのエリアが便利。
もう少し足をのばして観光するなら
千畳敷カールから車で30〜40分圏内にも、自然豊かなスポットが点在しています。
- 赤沢自然休養林(木曽郡上松町)
森林浴発祥の地として知られ、秋は木漏れ日と紅葉のトンネルが圧巻。 - 与田切渓谷(飯島町)
川沿いに続く遊歩道で、紅葉と渓流のせせらぎが楽しめます。 - 駒ヶ根高原スキー場(冬季)
秋の紅葉が終わると、スキーと雪景色の季節へ。
四季折々の自然が楽しめます。
紅葉ドライブにも最適!
駒ヶ根ICから菅の台までの道のりは、秋には両側に色づく木々が広がる絶景ドライブルート。
時間に余裕があれば、途中で立ち寄りスポットを巡りながらゆっくりと紅葉を満喫しましょう。
FAQ
Q:今から行っても紅葉は見られますか?
A:10月中旬現在、紅葉は半分ほど残っています。今週末までは十分に楽しめる見込みです。
Q:ロープウェイはいつまで運行していますか?
A:通年運行ですが、悪天候時は運休の可能性があります。出発前に公式サイトを確認しましょう。
Q:周辺で宿泊できますか?
A:駒ヶ根高原周辺には温泉付きホテル・旅館が複数あります。紅葉終盤の今は予約が取りやすい時期です。
まとめ|千畳敷カールの紅葉は終盤でも絶景!
2025年の千畳敷カールの紅葉は、すでに見頃の終盤を迎えており、現在は落葉が進行中(残り5~6割)です。
それでも今週いっぱい(10月下旬頃)までは、草紅葉や山肌の色づき、そして澄んだ空気の絶景を十分に楽しめます。
ロープウェイを利用する際は、次のポイントを押さえておきましょう。
- 駒ヶ根ICから「菅の台バスセンター」まで車で約5分
- 菅の台から「しらび平駅」までは専用バスで約30分
- 「しらび平駅」からロープウェイで約7分半、山頂の絶景へ
- 往復の交通費は合計で約4,700円+駐車料金800円
混雑を避けたい方は、朝6〜8時台の早出発が断然おすすめです。
日中は2時間以上の待ち時間が発生する場合もあるので、時間に余裕を持って計画しましょう。
千畳敷カールの紅葉は、短い秋のドラマのように一瞬で過ぎ去ります。
今シーズン見逃してしまっても、また来年、9月下旬〜10月上旬が見頃。
次回の紅葉狩りの計画に向けて、この記事をぜひ参考にしてくださいね。
【参考】